えすぽ通信

2008.05 ラプソディ・オブ・ザ・シー号見学

クルーズコンサルタントの豪華船見学

船の中でロッククライミング!!

 強風の吹く中、アメリカに籍を置く世界第二位のクルーズ会社ロイヤル・カリビアン・インターナショナル(RCI)の船内見学に行ってまいりました。
 皆様がまだ見たことのない大型クルーズ船の内容をご紹介いたします。

 今回は【ラプソディ・オブ・ザ・シー】号という船を見学してきました。この船は昨年秋からRCIが始めたアジアクルーズの中で中国・韓国・日本を中心とするクルーズ用にアメリカから配船された船です。
 今回は「日・中・韓クルーズ」で4月30日に上海を出航し7泊8日で上海→神戸→福岡→釜山→済州島→上海と周遊しているコースの途中、3〜4日目の行程で神戸に寄航していました。
 大きさは8万t、収容人員2400人、前長279mと新幹線12両分にも匹敵する巨大さです。高さも相当なもので下から見上げてもてっぺんが見えないのです。ビルの高さで言うと、10階以上はあろうかと思います。とにかく、船の間近まで行ってしまうと一目では船とは分からないぐらい大きいのです。見渡せないぐらいの大きさです。

 私が到着した14:15頃はちょうど乗船客が下船を始めたところで、ポートターミナルは人でいっぱいでした。ポートターミナル1階が出国出口になっていて、出てきたお客様はオプショナルツアーの集合をする人、観光案内所で資料を集める人、両替をする人と様々な動きをする方がたくさんいらっしゃいました。これは日本船(にっぽん丸、ぱしふぃっくびいなす、飛鳥U)とちょっと違うかなと思ったところで、日本船のお客様の層ならほとんどの方が一斉にオプショナルツアーに参加だろうな…と思いました。日本船の平均年齢は70代後半で、もう自分達で動くのが面倒な方が多くオプショナルツアー利用率も高いのですが、外国船になると平均年齢も40代〜50代ぐらいと若くなります、自分で見て歩いてをされる方も増えるのでしょうか。個人で行動される方のほとんどがポートライナーを利用されていました。
 アジアクルーズなので、国籍は中国人、韓国人がほとんどでしたが皆さん英語がお上手な方ばかりで、各窓口での会話では流暢な英語で、また家族同士の会話でも英語を使っておられるなど、特に中国人のお客様は雰囲気や身なりなどからして、かなりの富裕層がご参加されているようだなと思いました。

 両替所前 1$→¥97でした。ドルから日本円への両替のみです。

 1階で到着された方の移動がほぼ終わった頃に、2階では日本から乗船されるお客様の受付が始まっていました。日本人の外国船利用はまだまだ少ないようですが、それでも今回は旅物語で20名おられました。その他各クルーズ専門の旅行会社やRCIへ直で申し込みされた方など日本からの乗船客もありました。次の寄港地は福岡なのでそこからまた乗船もあるのでしょう。クルーズの受付は各旅行会社別に受付をしております。

 一般のお客様の受付けが一段落したところで、やっと私達見学者が船内へとなるのですが…すんなり入れないのです。船内は外国です。一人一人あらかじめ報告していたID(パスポート又は運転免許証)を提出&(これは下船まで預けることになります)同一人物かどうかの確認→入船カードをもらい顔写真の撮影→手荷物のX線検査、これでやっと乗船です。この手続き、JTB関係で30名の見学者がいたので1時間かかりました。まさにアメリカ入国です。 
 まず船内に入り、RCIの説明を受けるためデッキ6のラウンジへ行きました。ここでお茶かジュース、ケーキやクッキーをいただけましたが…紅茶はアメリカらしく、お湯だけもらってティーバッグをお好きにどうぞのスタイルで、ケーキやクッキーはただ甘〜いだけのイマイチな味でした。
        
 では、RCI社の概要を。世界最大16万トンの船(今回の船の倍の大きさ!!船内にはスケートリンク・サーフィンプールがあり、船内の街ではパレードもあります)を持つ世界第二位のクルーズ会社。現在は21隻のクルーズ船を所有。ほとんどが7万トン〜16万トンのメガシップ(大型船)で就航もほとんどが7年未満の新しい船ばかりです。「洋上の街」がコンセプトの22万トンの超超超大型船(5400人収容)を現在建造中で来年2009年に就航します。

 雰囲気はというと、船のランクはカジュアルクラスなので、夕食時にタキシードやロングドレス着用といった堅苦しさは心配無用の気軽さで人気の船です。例えば、日本船の3つはどれもプレミアムクラスに位置しますので、ドレスコードがしっかりあります。年配の方には、大浴場があり日本語ですべてOKの日本船がいいかと思いますが、若い方〜60代前半のお元気で好奇心旺盛なお客様にはこれぐらいカジュルな船の方が気軽で楽しめると思います。ただ、食事は美味しくないそうです。メインダイニングでの食事もまさにアメリカンな味のようです。日本船の食事の美味しさとは比べ物にならないみたいです。
 
 それでは船内見学といきましょう。
 4階から9階まで吹き抜けになっています。リゾートホテルのロビーのようです。ロビーでは水が流れ、ますますリゾート気分満点☆これが船の中だと思えますか?

 お次はカジノ。大変広く、アジアクルースでは中国人をメインターゲットにしているので、ルーレットやカードゲーム台を普通なら緑色ですが、中国人が好きな赤にリニューアルしたそうです。また、アジア人はカジノ好きでここは朝まで賑やかな場所だそうです。

 その次は免税品店です。すべて免税商品なので乗船客しかいない時間帯しかオープンしません。何店舗も入っています。

 シアター。ショーやイベント、オプショナルツアーの集合など大人数が集まる時にも利用します。とても優雅な作りで席にはカップホルダー付きゆったり座れ、傾斜がしっかりついているのでどこからでも見やすくなっています。とても素晴らしい立派な空間です。

 メインダイニング。広いです、2階建てです。ここも華やかな雰囲気です。基本的に様々な方と相席です。乗船客同士でコミュニケーション取りましょうの精神はちょっとクラブメッドな感じです。

 10階部分の外になんじゃこれ??と思う壁がありました。ロッククライミング用の壁です。船の上でロッククライミング、かなりの高さがあります。本物のスケールです。真後ろは真っ青な海ですが、落ちたら海に落ちてしまいそうな錯覚をおこしそうです。

 お次はなくてはならないプールの登場です。こちらは屋外プールで、周りに4つのジャグジーがあり、温度は常に38℃を保っているので寒いときでも入れます。この日もお客様が入ってくつろいでおられました。別に大きな屋内プールもあります。スパが併設されていてそこはエジプト風の内装でまた違った雰囲気をかもしだしていました。

 それではお部屋の紹介をします。
 「グランドスイート」  ベッドルームとリビングがついたとても広いお部屋。今回の8日間クルーズで料金$2600ぐらい。
 「ジュニアスート」少し広めのバスタブ付の部屋です。$2000ぐらい。
 「内側キャビン」$660ぐらい。えっっ!って思うぐらい圧迫感ありました。欧米人の方はほとんど部屋にいないそうなので価格の安いこのような部屋も人気があるとのことでしたが、日本人のお客様にはむかない部屋だと思いました。でも値段の安さには驚きです。この値段で毎日3食ついておやつもついてプールもジムもショーも楽しめます!!
 お部屋のカテゴリーはもっとたくさんありますが、詳しくはパンフレットやHPでご覧下さい。HPは日本人用に日本語でとてもよくできていて分かりやすく、さまざまな疑問質問もほとんどここで解決できます。

 喫煙についてですが、今のところ客室内とバルコニーのみ可能ですが、近い将来ハワイのホテルのように全室禁煙となるようです。
 食事場所についてはハンバーガーレストランや軽食コーナー、アイスクリームショップ、ほぼ24時間食事を提供しているビュッフェレストランなど常にどこかで何かが食べられるようになっています。(一部有料、アルコール類は有料)
 言葉について、船内は基本的に英語です。日本人スタッフや日本語ができるスタッフも数人おりますが、英語を聞くのも話すのもまったくダメと言われる方には不向きです。乗船客にはその日の船内でのショーやイベントスケジュール、レストランの営業時間などの情報満載の船内新聞が毎日お部屋に届けられます。それは日本語の新聞となっているので船の中で何が行われているか分からないといったことにはなりません。船内の案内文字などもすべて英語です。普通にアメリカ旅行しているのと変わらない環境だと思います。言葉の心配がある方は添乗員付での外国船利用のツアーをおすすめします。

 とにかくスケールの大きさに驚きです。飛鳥Uで大きい船だと思っていたら大間違いだと本当に思いました。船内見学で足が棒になりクタクタになりました。新幹線12両分の距離を何度往復したことか…。でも、それだけ大きい分、楽しませてくれるものがたくさんあるということです。(垂水:志)

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